六月 24

日本初ライヴに備え、絶対に押さえておきたいTodd Terjeのトップ5トラックス

必携の5曲をランキング形式で紹介

ここ数年で、LindstrømやPrins Thomasに並ぶかそれを凌ぐような人気と評価を獲得しつつある北欧ニュー・ディスコの寵児=Todd Terje。かつてはリエディット・マスターとしてフロアで絶大な信頼を勝ち取り、近年はオリジナル・トラックでクラブ・アンセムを連発。そして、遂に今年送り出した初のオリジナル・アルバム『It’s Album Time』では、オリジナル曲だけで60分を超える極上のコズミック・ジャーニーを創出できることを証明し、その評価を決定付けた。

 

6月27日(金)にWOMBにて開催される「RBMA presents HOW GOOD IT IS! That's TODD TERJE -LIVE-」では、そんな絶好のタイミングでTerjeによる日本初のライヴ・セットが披露される。当日は他にも、FORCE OF NATUREらがメイン・フロアに出演し、レッドブル・ミュージック・アカデミーと縁の深いアーティストたちがRBMA VIP Loungeを盛り上げるなど、非常に豪華な内容。この素晴らしい機会に備え、Terjeのライヴを必ずや盛り上げてくれるであろう必携の5曲をランキング形式でお届けしよう。

 

5. Delorean Dynamite

 

最近はフロア・ヒットを量産しているTerjeだが、『It’s Album Time』からシングル・カットされたこのトラックも、これから世界中のパーティーで幾度となくスピンされるに違いない。少しばかりチージーなムードが漂うディスコ・サウンドはなんとも彼らしいが、そのベース・ラインはいつになくパワフルだ。3分30秒あたりから挿入されるファンキーなギター・カッティングも、絶妙なタイミングで曲のムードを転換させる。とにかく、Terjeのトラックでは一、二を争うほどダイナミックでアグレッシヴ。まさにダイナマイトの如くフロアを爆発させること必至のキラー・チューンは、今回のライヴでもオーディエンスを熱狂させてくれるはずだ。

 

4. Lanzarote (with Lindstrøm)

 

盟友LindstrømとTerjeのタッグとなれば、どう転んでも悪いはずがない。昨年はコラボ・ライヴ・ツアーを開催した彼らだが、それに先駆けて発表された両者の連名による“Lanzarote”も、もちろん例外ではなかった。このトラックは、まさしく両者のいいとこ取り。Terjeのポップでメロディアスな感覚と、Lindstrømの無機質で透明感のあるシンセ・リフが、互いの良さを引き立てながら理想的なバランスで融合している。曲後半のクライマックスに向けて、畳み掛けるように挿入されていくパーカッシヴなシンセ・ドラムやLindstrømのヴォーカルも完璧。今回のソロ・ライヴでも、ぜひプレイしてもらいたいところ。

 

3. Strandbar (Samba)

 

かつては音楽学校でジャズ・ピアノを学んでいたというだけあって、彼のライヴでは生のピアノ演奏が楽しめるのも醍醐味のひとつ。そういって点では、昨夏のフロア・ヒットである“Strandbar”は、間違いなく見せ所になるはずだ。このトラックのポイントは、何と言っても3分40秒辺りから延々と続くピアノ・リフ。足繁くクラブに通っている人にとっては聴き慣れた曲かもしれないが、ライヴならではの生演奏が加わることによって、これまで以上の興奮を当日は味わえることになるだろう。

 

2. Snooze 4 Love

 

『It’s Album Time』には収録されていないものの、現在の彼の快進撃の口火を切ったのは、6年ぶりのオリジナル作としてGerd Janson主宰のRunning Backからリリースされた12インチ、「Ragysh」であることに異論を挟む者はいないだろう。得意のシンセ・アルペジオで徐々にビルドアップしていくタイトル・トラックも素晴らしいが、やはり白眉はB面に収録されていた“Snooze 4 Love”。決して派手さはなく、終始穏やかに展開していくメロウなシンセ・ディスコ・ポップだが、そのロマンティックな美しさは何物にも代えがたい。朝方のフロアでこのトラックが流れたら、静かな感動が胸に押し寄せてくることだろう。

 

1. Inspector Norse

 

Todd Terje最大の武器とは何か?それはやはり、圧倒的なメロディのセンスだろう。一発で耳に残る強烈なフレーズを生み出すのは、彼の最も得意とするところだ。そして、ジャンルの垣根を越えて様々なDJが年間ベスト・トラックのひとつに挙げていた、この2012年のメガ・フロア・ヒットは、そんな彼のメロディ・メイカーとしての才能を改めて強烈に印象付けるものである。

 

とにもかくにも、まずはパリのライヴで“Inspector Norse”を披露した時の映像を見てほしい。Terjeが生で鍵盤をプレイしているのも盛り上がるが、何より驚かされるのは、この曲の印象的なシンセ・リフの合唱がオーディエンスから自然と沸き起こっていること。2分20秒辺り、そして4分ちょうど辺りにカメラがフロアに向けられた瞬間に、それを確認することが出来る。

 

Terje曰く、実は“Inspector Norse”での合唱は世界中のフロアで起こっているという。もちろん、インストのダンス・トラックでこのような事態になるのは、かなり異例のことだ。Terjeが如何に非凡なメロディ・メイカーであるかは、この事実が何より雄弁に物語っている。そして、もし今回の来日公演でも“Inspector Norse”で合唱が起きれば、それは必ずやライヴで一番のハイライトとなるに違いない。

 

RBMA PRESENTS HOW GOOD IT IS! THAT'S TODD TERJE -LIVE-