十一月 19

The Best of the 2014 Red Bull Music Academy in Tokyo

ハイライトで振り返るRBMA Tokyo 2014

16回目の開催となったRBMAの2014年版は、今年も音楽にまつわる様々な発見や出会いにあふれた濃厚な4週間となった。初のアジアの都市での開催となった今回のRBMAも、世界各地から多数の素晴らしいアーティストを招聘し、個性的なアイディアや貴重な経験談を共有し合える空間となった。開催期間中に行われたこと全てをここで紹介するには内容が濃密すぎるため、この1ヶ月のハイライトを紹介しよう。

 

RBMA RADIO

RBMA期間中、渋谷のアカデミー本拠地では毎日RBMAラジオ・クルーがラジオ番組を生放送していた。その上、東京の各地で行われたRBMAのイベントでのアーティストや参加者のパフォーマンスも録音し、その音源を随時公開してきた。

 


Fushitsusha - Live at Wails to Whispers
灰野敬二のバンド、不失者が放ったエクスペリメンタル・サイケ/コズミック・ノイズ・ライブ。

 


Keiji Haino - Live at Wails to Whispers
同じく灰野敬二によるハーディーガーディーのパフォーマンス。

 


James Holden - Live at EMAF
Border Communityの創始者のサイケデリックな、EMAFでのプレイ。

 


DJ Krush - Live from The Gallery of Horyu-ji Treasures
ヒップホップのパイオニアと、伝統的な日本の楽器演奏者との圧巻のセッション。

 


Dorian Concept - Live at WWW
ウィーンの才人がCid Rim、The Clonious、そしてストリングス・カルテットを招いて行ったライブ。

 


dBridge – Live at Womb
Exit Recordsのボスであり、ドラム&ベースの重要人物がAmenブレイクにインスパイアされたビートの数々を投下。

 


EYヨ - Chaos Conductor
Boredoms のEYヨが指揮を執る、2014年RBMAの参加者たちの集団即興セッション。

 


Lubomyr Melnyk - Scales of Infinity
ウクライナの名ピアニスト/作曲家が、卓越した指さばきで美しい音景色を表現。

 


Jah Shaka - Tokyo in Dub
サウンドシステム・カルチャーのリーダーがUNITで行った、魂に訴えかけるパフォーマンス。

 


Robert Rich - Live at Wails to Whispers
アンビエント研究家が、伝説のスリープ・コンサートを披露。

 

rbmaradio.comでは、他にも数々のアーティストのプレイや2014年のRBMA参加者全員のライブ音源が公開されている。

 

 

 

Films

 

 

Diggin’ in the Carts
日本のゲームを陰で支えて来た音楽家たちにフォーカスした、6部作のドキュメンタリーシリーズ。

 

 

Sushi Sequencer
回転寿司のベルトコンベアを利用した大掛かりなシーケンサーを、Just BlazeとTOKiMONSTAが演奏。

 

DJ KRUSH X WASHO: THE GARDEN BEYOND
映像で迫るDJ KRUSHと純邦楽の邂逅

 

Isao Tomita
日本が誇るシンセ・レジェンドがレクチャー講師として登場し、自身の歴史を振り返った。

 

Benjamin Wright Jr.
数々のソウル・ヒットを手がけた名アレンジャーによる濃厚なレクチャー

 

Hip Tanaka 
偉大なるゲーム音楽作曲家が明かす、名曲の誕生秘話

 

 

WORDS

東京でのRBMA開催期間中、日本の音楽を題材に取り上げた様々な記事がウェブ・マガジンにて公開された。RBMAが主催する数々のイベントに関連した記事や、海外であまり知られていない日本のアーティストの記事など、テクノからヒップホップ、Jポップまで、幅広いジャンルを様々な観点から取り上げ、英語と日本語で探求してきた。

 

Derrick May interviews ele-king’s Tsutomu Noda
Derrick Mayが『ele-king』編集長の野田努をインタビュー

 

Yellow Magic Orchestra: The Solo Work
スペシャル・サイト:ソロ作品に見る、偉大なるトリオの功績

 

Interview: Cornelius
コーネリアス、シンクロナイズとコラボレーションの8年間を振り返る

 

Top Ten: Japanese Hip Hop Classics
ジャパニーズ・ヒップホップ 10選:広く愛され、影響を及ぼした10曲を紹介

 

Zanzibar: An Oral History
証言で綴る、ニュージャージーの伝説のクラブZanzibarの歴史

 

 

Future Instruments 2214

 

今回、RBMAが東京で開催されるにあたり、最も未来的で鋭い思考を持つアーティストたちに2214年の楽器がどうなっていると思うか、そのヴィジョンを共有してもらった。Odd FutureのTyler The Creator、デトロイト・テクノのパイオニアJeff Mills、数々の受賞歴を持つ工業デザイナーKonstantin Grcicなど様々なかたちでクリエイティヴに携わる人々が提示したコンセプトは、ユートピアからディストピアまでの全域をカバーするものとなった。著名なグラフィック・デザイナーKim Laughtonによってヴィジュアル化されたアイディアには、現在の音楽とアートを担う彼らの目を通した音楽の未来を垣間見ることができる。

 

 

 

The Rise of MF DOOM
DJ KRUSH: Building It
When Damo Met Can
Isao Tomita: Switched On

 

RBMA Tokyo 2014では、期間中様々なかたちで日本の音楽やアートを祝福したが、日本で最も愛されているアート、「漫画」にも焦点を当てた。RBMA Tokyo 2014の期間中、日本と海外両方の作家による、音楽に関連したアニメーション形式のオンライン・コミックを同サイトで掲載してきた。多彩なスタイルで描かれたこれらの作品を通して、漫画及びコミックというストーリーテリングの手法が、世界的に及ぼした影響に光を当てた。

 

 

 

PHOTOS

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

RBMA Tokyo 2014の他の写真は、RBMAのFacebookページからご覧いただけます。