七月 10

世界34ヶ国 59名の参加者一覧 (Part 1/2) : RED BULL MUSIC ACADEMY TOKYO 2014

今年の参加者 世界34ヶ国を代表する59名のプロフィールを一挙公開。アルファベット順 A-M まで。

Ah! Kosmos(アァ!コスモス)
本名:バサック・グーナック
国:トルコ
居住地:イスタンブール
音楽ジャンル:エレクトロニック、ポスト・ロック
スキル:プロデューサー、演奏家

 

トルコ人プロデューサー/演奏家のBasak Günak(バサック・グーナック)は Ah! Kosmos(アァ!コスモス)として活動しているが、その夢を見る様な名前がピッタリだ。スペーシーなビートの層と恍惚とした音とテクスチャーが、その美しさをゆっくりと響き渡らせ、複数のリズムから成る独自の宇宙を築き上げていく。Günakは自身の音楽を、壁や身体に反響する音の研究だと言い、それが宇宙における惑星や天体間でも繰り広げられていることに、この名義の由来があるという。それらの深いリズムが実際に生まれたのは地球上かもしれないが、Günakはそれを無限の彼方へ配信しようと努力している。

 

http://www.ahkosmos.com
http://www.facebook.com/ahkosmos
http://www.twitter.com/ahkosmos
http://www.soundcloud.com/ahkosmos


Albino Sound(アルビノ・サウンド)
本名:梅谷裕貴
国:日本
居住地:東京(出身地:東京)
音楽ジャンル:ビーツ
スキル:プロデューサー、演奏家

 

梅谷裕貴(ウメタニ・ヒロタカ)は「フレイバー」が何かをよく理解している。職場である東京のダイナーで仕事に励んでいる以外は、彼はプロデューサー兼マルチ・プレイヤーとして音楽を制作し、Albino Sound(アルビノ・サウンド)という名義で発表している。彼のトラックは雄大かつ繊細で、クラウトロックとニューエイジからの影響を、複雑で軽快なリズムと豪華な雰囲気と8ビットのメロディーの中に注ぎ込んでいる。普段はまだ、文字通り「ベッドルーム・プロデューサー」として活動しているが、彼の作品は少しずつ世界に知られるようになってきている。そのうちのひとつが、ウェブサイトTheDayMag.jpの制作した短編ドキュメンタリー・シリーズに提供したサウンドトラックだ。

 

http://www.facebook.com/hirotaka.umetani
http://www.soundcloud.com/hirotaka-umetani


Alejandro Paz(アレハンドロ・パス)
本名:アレハンドロ・フィリペ・パス・マンケ
国:チリ
居住地:サンティアゴ
音楽スタイル:ハウス
スキル:プロデューサー、DJ、演奏家、ヴォーカリスト

 

何よりも、Alejandro Paz(アレハンドロ・パス)は自分を元祖クラブ・カルチャーの価値を信じるエンターテイナーだと思っている。彼のディープで力強いハウスにスペイン語か英語のヴォーカルを乗せたサウンドには、温かみと遊び心、そしてわずかに不適切なところがあり、それを既に何10回というヨーロッパ公演でも伝えてきた。Huntleys & Palmersレーベルから2012年にリリースされた「Callejero」は、激烈なクワイトとクンビアの要素、その周辺音楽からの影響を取り入れ、彼はその後それをさらに発展させてCómemeレーベルからのリリースで発揮している。その激しくも独自の雰囲気を持つサウンドには、サンティアゴ・デ・チリかマドリードのような街の喧噪が感じられ、ありきたりの「ラテン感」とは一線を画す。Alejandroは音楽活動家で、クラシックの強固なバックグラウンドを持つ。彼はDJをしているとき以外は、Matias Aguayoなどと肩を並べてライブを行っているか、Radio Cómemeのようなプロジェクトに携わり、皆と音楽への愛情を共有している。


http://www.alejandropaz.tumblr.com
http://www.facebook.com/alejandro.paz.musica
http://www.twitter.com/ale__paz
http://www.soundcloud.com/alejandro-paz


Arenov(アレノフ)
本名:アリスタン・アレノフ
国:カザフスタン
居住地:アルマティー
音楽スタイル:ニュー・ディスコ、サイケ
スキル:プロデューサー、DJ、演奏家、ヴォーカリスト

 

グラフィック・デザイナーを本業とするカザフスタンの前首都アルマティー出身のArystan Arenov (アリスタン・アレノフ)は、中央アジアのヒネリを加えた音楽を作る。使い古されたラジカセから流れるLindstrøm(リンドストローム)スタイルのスペース・ディスコが、バザールに響き渡る様子を想像してみて欲しい。彼は古典的なサイケデリックとプログレッシブ・ロックを愛しており、それは彼の曲がりくねった楽曲からも聴き取ることが出来る。彼にはお人よしな面があるので、情緒的なパンチもある。自身の技能を損ねない程度にややローファイなArystonの曲は、DJ Harveyが掘り出してプレイしそうな、忘れられた80年代のレコードのように聴こえる。アルマティーのエレクトロニック・ミュージックシーンはそれほど大きくないかもしれないが、Arenovはその中でも最も有望なアーティストの1人だ。

 

http://www.facebook.com/aarenov
http://www.soundcloud.com/arenov


Bienoise(ビエーノイズ)
本名:アルベルト・リッカ
国:イタリア
居住地:ビエーノ
音楽ジャンル:エレクトロニック、エクスペリメンタル、ハウス、テクノ
スキル:プロデューサー、演奏家

 

イタリアのBienoise(ビエーノイズ)という名義でレコードを出しているAlberto Ricca(アルベルト・リッカ)は、Floating Forestというフリー・ジャズのレーベルを運営しているという。彼自身の音楽は、厳密には「フリー・ジャズ」(あるいは普通のジャズ)ではないが、それと同じ、慌ただしさが次第に脈を打つように統一されていく感覚を持つ。重要なことは、音楽と優れた物語の関係性について考えることに多くの時間を費やしているRiccaは、彼自身の音楽の中に必ず構造的な視野を保っていることだ。彼の作品は賑やかだが、そこには動きと変化があり、緊張と解放をよく理解していることを示している。

 

http://www.bienoise.com
http://www.facebook.com/pages/Bienoise/237586562955041?sk=wall
http://www.twitter.com/Bienoise
http://www.soundcloud.com/bienoise


Blinky Bill(ブリンキー・ビル)
本名:ビル・セランガ
国:ケニヤ
居住地:ナイロビ
音楽ジャンル:R&B、エレクトロ、ハウス
スキル:プロデューサー、DJ、演奏家、ヴォーカリスト

 

生粋のヒップホップ・ファンであり、最上位の音楽博識者であるBill Sellanga(ビル・セランガ)のディスコグラフィーを見てみると、彼がナイロビのミュージシャンほぼ全員と一度はコラボレーションしているかのような印象を受ける。官能的なスロー・ジャムからブロークン・ビート・ステッパーズ、ハウス・グルーヴまで完璧にこなす彼は、アメリカ国務省やドイツとケニアの文化交流プロジェクト「BLNRB」などにも招かれている。冒頭で触れたコラボレーションにはどんなものがあるかって?彼自身のグループJust A Band(ジャスト・ア・バンド)として発表した複数のアルバム、ロシア人ビートボクサー、その他数えきれないヴォーカリストとの共演などだ。


http://www.blog.just-a-band.com
http://www.facebook.com/justaband
http://www.twitter.com/247blink
http://www.soundcloud.com/blinkyb

 


Boody(ブーディー)
本名:ハルダン・ブリーシャー
国:アメリカ
居住地:ニューヨーク
音楽ジャンル:ヒップホップ
スキル:プロデューサー、DJ、演奏家、ヴォーカリスト

 

デンマーク系アメリカ人のプロデューサーのBoody(ブーディー)は、ベーシーでダークなヒップ・ホップ、キラキラとした散漫なポップ、気分屋でぎこちないアンビエントなどを混ぜ合わせる。彼がニューヨークで運営するレーベル兼ブログ、Palms Out Soundsを通して認知された彼は、その緊張感あるサンプル重視のプロダクションで、ニューヨークのアンダーグラウンドでも最も実験的なヴォーカリストたちと仕事をしてきた。UNOのオートチューンR&Bの改革者Ian Isiah(イアン・イザイア)、マルチ・ジェンダーなラッパー兼詩人のMykki Blanco(ミッキー・ブランコ)、挑発的なMCでありライターである元Das Racist(ダス・レイシスト)のメンバーHeems(ヒームズ)などだ。しかし彼と最も固い結束があるのが未来派ラッパーLe1f(リーフ)で、その関係は2000年代後半にさかのぼり、Boysnoizeからの「Liquid EP」や、Le1fのデビュー・ソロ・シングル「Mind Body」そして、キラキラとした冷たくもエロティックな夢の世界を喚起する「Hush Bb」などの注目すべき作品を出している。


http://www.boody.be
http://www.facebook.com/boodybee
https://twitter.com/__boody
https://soundcloud.com/boody

 

Bosaina(ボサイナ)
本名:ボサイナ II
国:エジプト
居住地:カイロ
音楽スタイル:エレクトロニカ、アンビエント、ジャズ
スキル:プロデューサー、DJ、演奏家、ヴォーカリスト

 

旅慣れたBosaina II(ボサイナ II)を、最初に音楽制作へと駆り立てたきっかけが、異国の地下鉄での体験だったというところも彼女らしい。エジプトへ戻る際に立ち寄ったニューヨークにて、金属がぶつかり合う音がループするのをブロードウェイ地区で耳にしてから、彼女はこの街に留まってAbletonを修得し波形でジャズを作り上げる決意をした。数年間ロンドンに住んでいた事もあるこのエジプト生まれのアーティストは、軟質な素材と硬質な素材を混合しアンビエント作品を造形する。キラキラした音符と哀愁あるメロディーを、渋滞の騒音、デリの匂い、雨に濡れた歩道、それに行き交う電車の音といった都会の喧騒に混ぜ込む。ジャズに深く根ざしたBosainaの音楽は、ActressからMiles Davisの影響すら感じさせる強度と豊かな質感を備えている。


http://www.bosaina.com
http://www.facebook.com/boosykaat
http://www.soundcloud.com/bosaina


Brigitte Laverne(ブリッジット・ラヴェーヌ)
本名:アレクシア・タウレ
国:スペイン
居住地:バルセロナ
音楽ジャンル:シンセ・ポップ
スキル:演奏家、ヴォーカリスト

 

バルセロナを拠点に活動するAlexia Taulé (アレクシア・タウレ)は、16年間に渡ってバルセロナ市立音楽院で音楽理論とピアノを学んだ。現在はBrigitte Laverne(ブリジット・ラヴェーヌ)として、クラシック音楽のスキルを応用し、煌びやかなシンセ・ポップの制作に生かしている。弾むような、泡立つようなシンセのライン、レトロなドラム・パターン、そして完璧なポップ・メロディーを、Taulé自身のフェミニンなヴォーカルで歌い上げる様は、極めて前向きな意味で、New OrderやOMD(オーケストラル・マヌヴァーズ・イン・ザ・ダーク)といったパイオニアたちと同時に、Grimes(グライムス)のような新星アーティストも想起させる。あなたのタイムマシーンを1983年にセットしよう。


http://www.facebook.com/brigittelaverne
http://www.twitter.com/BrigitteLaverne
http://www.soundcloud.com/brigitte-laverne


Cat500(キャット500)
本名:キャリー・アリソン
国:アメリカ
居住地:モンテシート・ハイツ
音楽ジャンル:エクスペリメンタル・ポップ
スキル:プロデューサー、DJ、演奏家

 

シダの葉の裏の胞子嚢が砕ける様に、リアリティが塵になっていく感覚を味わった事があるだろうか?あるとすれば、それはあなたが無意識のうちにCary Allison(キャリー・アリソン)の音楽に巡り会っていたからかもしれない。彼女の霞がかったエレクトロニック・ミュージックは、しばしば生成と解体の間で凍り付いたかの様に聴こえる。彼女はAunt Mitzy(アント・ミッツィー)という人格を名乗り、LAのラジオ局Dublabで自由で刺激的な音楽を発信している。Roland MC-505 Groovebox、70年代初期製のSynthi AKS、取り揃えたモジュラー部品やブラジルのパーカッションなどを演奏し、ソロ名義のCat500(キャット500)として同じくらいトリッピーな音楽を録音し、さらに「ジャム・バンド」のDelcosmo Quintet(デルコズモ・クインテット)のメンバーも務める。ブラジルのトロピカリア音楽、日本のアヴァンギャルド・エレクトロニック・ミュージック、コズミック・ジャズなどからの影響を彼女の作品から聴き取ることが出来るが、それはほんのわずかである。まるで落書きをした吸い取り紙の破片を漂白剤に浸し、それを折り紙のように小さくたたみ、泡だけになるまで舌の上で溶かしたように。


http://www.muzicprizm.com
http://www.facebook.com/pages/Cat-500/1396308737281386
http://twitter.com/PrismBRAIN
http://www.soundcloud.com/cat500


Christian Kroupa(クリスチャン・クラウパ)
本名:クリスチャン・クラウパ
国:スロベニア
居住地:ロガテツ
音楽スタイル:テクノ、アンビエント、インダストリアル、ポスト・パンク
スキル: プロデューサー、DJ、演奏家

 

スロベニアの静かな町ロガテツ出身のChristian Kroupa(クリスチャン・クラウパ)は、不気味でグリッチーで暗いノイズと、グルーヴ主導のノリのいいテクノの両方を、同等の自負を持って創り出す。尊敬を集めるOstgut TonやL.I.E.S.といったレーベルが発信するものに目を向けつつも、Kroupaは冷たく薄暗いテクノ深層部の外れを活動の場とし、17歳からコツコツとそのプロダクション・スキルを磨き続けてきた。それがやがて、Labrynth、Glider、Evasion Roomからのリリースへと繋がっていった。不気味なホラー映画のサウンドトラックの様なエフェクトと、より快活でエネルギッシュな曲調との境界をぼやけさせていくような、妥協を許さない自身のスタイルを、彼は「serious fun(深刻な遊び)」と呼ぶ。

http://www.soundcloud.com/chkroupa

 

Courtesy(カーテシー)
本名:ナジャーラク・ニコライン・クライスト・ヴェストビルク
国:デンマーク
居住地:コペンハーゲン
音楽ジャンル:テクノ、ハウス
スキル:プロデューサー、DJ、演奏家

 

Najaaraq Nicoline Kleist Vestbirk (ナジャーラク・ニコライン・クライスト・ヴェストビルク)は、いくつもの名義を持っているが、今のところはCourtesy(カーティシー)に落ち着いている。この名前は彼女が、地面からはぎ取られて成層圏まで打ち上げられる様なテクノをプロデュースする際に使用しているものだ。自称「宇宙船テクノ」を作る彼女は、その音楽が不毛になってしまわない程度の粗さを保っている。今では熟達したDJ兼プロデューサーで仲間にも恵まれているVestbirkだが、DJとプロデュースのやり方は18歳の時にクラブで初めて女性DJがプレイする姿を見て自分にも出来ると確信した時から、独学で習得した。現在、彼女は近代文化の修士号の取得を目指しているが、ジャーナリズムと音楽マネージメントも並行して学んでいる。


http://www.dunkelradio.com
http://www.facebook.com/najaaraqnicoline
http://www.twitter.com/najaaraqv
http://www.soundcloud.com/najaaraq
http://www.instagram.com/najaaraqv

 

Daniel Limaverde(ダニエル・リマヴェージェ)
本名:ダニエル・リマヴェージェ・ソアレス・コスタ・ソーサ
国:ブラジル
居住地:リオ・デ・ジャネイロ
音楽ジャンル:ビーツ、オルタナティブ・ポップ
スキル:プロデューサー、演奏家、ヴォーカリスト

 

ブラジル出身のDaniel Limaverde(ダニエル・リマヴェージェ)は、自身を「魔法を使いこなすシンガー・ソングライター」と呼ぶが、実際にそれは否定し難い。彼はテクノロジーに精通したミュージシャンであり、最先端のスタジオ及びパフォーマンス機材を備え、それらを最大限に活用する事でパフォーマーとオーディエンス間のギャップを埋めるような、新たなパフォーマンス空間を創造出来ると信じている。Limaverdeにはボサノヴァやサンバなどの地元ブラジルの音が染み着いているが、彼のレコード・コレクションにはジャズの鬼才たち(Miles Davis、Charles Mingus)、異端のシンガー・ソングライターたち(Björk、Tom Waits)、それにエレクトロニック・ミュージックのパイオニアたち(Ricardo Villalobos、Matthew Herbert)などが含まれている。後者のアーティストたちによるラテン的ヒネリを加えたエレクトロニック・ミュージックに触発され、エストニアの作曲家Arvo Pärt(アルヴォ・ベルト)の澄んだアレンジも参考にしているLimaverdeの音楽には、複雑な動きの中に透明感を感じる事が出来る。

 

http://www.facebook.com/danielimaverde
http://www.twitter.com/danielimaverde
http://www.soundcloud.com/danielimaverde
http://www.instagram.com/danielimaverde


Deltatron(デルタトロン)
本名:パス・フェランド・ヌニェス
国:ペルー
居住地:スルコ
音楽スタイル:トロピカル・べース
スキル:プロデューサー、DJ、演奏家

 

Paz Ferrand Nuñez(パス・フェランド・ヌニェス)にとって音楽は人生そのものだ。自らをDeltatron(デルタトロン)と名乗るペルー人DJ兼プロデューサー兼パーカッショニストの彼は、十代前半の頃からクラシックの音楽家である義父のスタジオに出入りしていた。その後、彼はクンビア、グローバル・ベース、現代的なストリート・ラップなど、地元と外国の音楽からの影響を融合させ、鮮やかで独特なスタイルのトロピカル・ベース、または本人が「ゲトー・ラテン・ミュージック」と呼ぶ音楽を、Terror Negroレーベルで制作している。


http://www.facebook.com/deltatronoficial
http://www.twitter.com/deltatronpe
http://www.soundcloud.com/deltatron
http://www.instagram.com/deltatron

 

Douchka(ドゥーシュカ)
本名:トーマス・ルーカス
国:フランス
居住地:レンヌ
音楽ジャンル:トラップ
スキル:プロデューサー、DJ、演奏家

 

古いタバコのパックやポップ・カルチャー・グッズのコレクターであるDouchka(ドゥーシュカ)は、身の回りの物全てをその創造の原資料とする。
2013年のデビューEPと、それに続いたアルバムの『Yuv’In』では、デジタル世代の集中力の持続時間のようにコロコロと変わる何でもアリなアレンジメントに、都会的な音と楽器がトラップやサウスのラップ・スタイルのリズムを融合させた。それらはやや生意気だが、レンヌにある美術学院でグラフィック・デザインを学んでいた時の作品とも一貫している。Hudson Mohawke、Flying LotusやDiploの真似をしたがる者がポスト・ダブステップ、トラップやグリッチ界隈で蔓延する中、この若きフランス人プロデューサーは独自路線を選び、リアルタイムで曲が制作出来るライブセットを開発中である。


http://www.facebook.com/pages/Douchka-/213210654275
http://www.twitter.com/douchkaaa
http://www.soundcloud.com/douchka


Deradoorian(デラドゥーリアン)
本名:エンジェル・デラドゥーリアン
国:アメリカ
居住地:ロサンゼルス
音楽ジャンル:エクスペリメンタル、インディー
スキル:プロデューサー、DJ、演奏家、ヴォーカリスト

 

Angel Deradoorian(エンジェル・デラドゥーリアン)は長い間Dirty Projectorsの一員としてプレイし、現在もAvey Tare's Slasher Flicks(エイヴィ・テアーズ・スラッシャー・フリックス)のメンバーとして活動中。Vampire Weekend、David Byrne Björk、U2などにヴォーカルを提供したりコラボレーションした経験を持つが、彼女自身も恐るべき才能を持ったソングライター、プロデューサー、パフォーマーである。入り組んだ密集和声とバルカン半島及び中東の音階を重視する彼女は、それを現代的なエクスペリメンタル・ポップの曲作りと前近代的なポリフォニーと融合させ、異質ながらどことなく懐かしい印象を与える音楽を作る。Deradoorian自身のパフォーマンスは、ループ・ペダル、生楽器と魔法のように重なり合うヴォーカルで構成されている。


http://www.facebook.com/pages/Deradoorian/201252783237010
http://www.soundcloud.com/deradoorian
http://www.twitter.com/deradoorian

 

Ekali(エカリ)
本名:ネイサン・ショー
国:カナダ
居住地:バンクーバー
音楽スタイル:ビーツ、R&B
スキル:、プロデューサー、DJ、演奏家

 

Ekali(エカリ)はバンクーバーのNathan Shaw(ネイサン・ショー)のソロ・プロジェクトで、彼はベッドルームに引きこもっているか、ツアーバスの中でビートを作っている以外は、インディー・ロック・バンドのSaid The Whale(セッド・ザ・ウェール)のベーシストとして活躍中だ。アメリカはワシントン州のSasquatch!フェスティバルのダンス・テントで丸1日過ごしたことが、彼がエレクトロニック・ミュージックを作るきっかけとなり、Shawはバンドとのツアー中にプロダクション技術を磨いた後、地元バンクーバーの新進気鋭のアーティスト集団Chapel Sound (チャペル・サウンド)に加わった。彼らの音楽に対する哲学は彼のそれと似ていた。素晴らしいBurialの伝統を引き継ぐ没入型の暗めなR&Bサウンドスケープに、少しのヒップホップを加えたこの音楽を、Shaw自身は「RnBae」と呼んでいる。ヴォーカリストとの共作を得意とする彼は、アカペラを元に手早く破壊力満点の曲を作り出す事にも、自分のオリジナル曲に最適のヴォーカリストをスカウトする事にも長けている。

 

http://www.facebook.com/ekalibeats
http://www.twitter.com/ekalimusic
http://www.soundcloud.com/ekalimusic

 

Felix(フィリックス)
本名:フィリックス・ドゥボワ
国:フランス
居住地:パリ
音楽ジャンル:ビーツ
スキル:プロデューサー、DJ、演奏家

 

Felix Dubois(フィリックス・ドゥボワ)はクラシック教育を受けているが、彼の作品に保守的なところは一切ない。彼のビートは「ポストモダン・ブイヤベース」といったところだ。Gファンクが少々、ジャズが少々、ニュー・ウェーヴが少々、そして健全な量の黄金期ブーム・バップも入っている。フランスはパリ出身のFelixだが、彼の心と耳はLAにある。かの地のぶっ飛んだビート・シーンが彼の基準となっているのは明確であり、それは軽やかかつ揺れのあるドラム、さえずるようなピッチ・シフトされたヴォーカル、そしてDJをする際に取り入れる不適切なユーモアなどに表れている。コラボレーションをいとわない彼は、ラッパーを想定して曲をプロデュースすることもある。DJとプロダクションを通して、彼は確実に独自のサウンドを確立しようとしている。

 

http://www.facebook.com/ffffelix
http://www.twitter.com/hellothisisfdub
http://www.soundcloud.com/fffelix


Haioka(ハイオカ)
本名:灰岡慎太郎
国:日本
居住地:東京(出身地:横浜)
音楽ジャンル:ポスト・ダブステップ
スキル:プロデューサー、DJ、演奏家

 

灰岡慎太郎(ハイオカ・シンタロウ)は、自身の文化的アイデンティティと深く調和している人物だ。伝統的な浮世絵美術からインスピレーションを得ているというHaiokaは、近代的なエレクトロニック・ミュージックに独自の日本的な解釈で取り組み、過去と未来、彼の祖国と世界を繋いでいる。彼はデジタルな楽曲に、生の琴やギター、フィールド・レコーディングを足し、優雅でデリケートながら意志の強さを感じさせる音楽に仕上げる。ドイツのレーベルEmerald & Doreenから発表しているEPの数々ではアンビエントからダブステップまで、幅広いスタイルを取り入れているが、その全てにおいて原点となる場所がブレることはない。

 

http://www.haioka.jp
http://www.facebook.com/haioka.jp
http://www.twitter.com/HAIOKA_TheKAH
http://www.soundcloud.com/haioka


Ipek Gorgun(イペック・ゴルガン)
本名:セナーズ・イペック・ゴルガン
国:トルコ
居住地:イスタンブール
音楽ジャンル:エクスペリメンタル、ノイズ
スキル:プロデューサー、演奏家、ヴォーカリスト

 

Ipek Gorgun(イペック・ゴルガン)の家族が、彼女にテープ・レコーダーの録音方法を教えたのは、彼女が4歳の時だった。それを覚えた彼女は、色々な曲を集めたり周囲の環境音を使って、想像上のラジオ番組を作った。それからというもの、Gorgunの音楽の道はやがてプレイリストそのもののような人生へと開花していく。イスタンブール工科大学にて音響芸術の博士号を修得する傍ら、アヴァンギャルド・ロックのバンドでベースを弾いたり歌ったり、彼女自身の作曲ではエレクトロ・アコースティックを実験的な解釈で取り組む。どの様なプロジェクトにおいても、Gorgunは録音レヴェルを最大にして、ディストーションの美しさを楽しんでいる。

 

http://www.facebook.com/ipek.gorgun
http://www.soundcloud.com/ipekgorgun


Kadhja Bonet(カディア・ボネイ)
本名:カディア・ボネイ
国:アメリカ
居住地:ロサンゼルス
音楽ジャンル:ソウル、R&B、モダン・クラシック、ボサノヴァ
スキル:演奏家、ヴォーカリスト

 

Kadhja(カディア)はカリフォルニア娘の心を持っているが、彼女の音楽はもっと色々な時代や場面に誘ってくれる。1940年代の煙たいジャズ・カフェ、フレンチ・アニメ映画が上映されている薄暗い劇場、霧に包まれた朝のビッグサーに佇むMinnie Ripertonなど。クラシックのヴァイオリン教育を受け、趣味でギターやフルートもたしなむKadhjaは、26歳とは思えない音楽的技能と作詞能力を持っている。彼女のサウンドは、ソウル・ジャズとクラシック音楽の融合に根ざしており、心に響くストリング・アレンジメントと、深みのあるなめらかなヴォーカルが特徴的だ。それでいて、時折意外な面を覗かせることもある。自身のファースト・シングル「Tears For Lamont」では、Antony Hegarty (アンソニー・ヘガティー)のような歌唱法、ディズニー映画のようなドラマ性、それにErykah Baduのようなやや挑発的な態度をも感じさせる。

 

http://www.facebook.com/kadhja
https://twitter.com/Kadhja
https://soundcloud.com/kadhja-bonet


King Bruce(キング・ブルース)
本名:ムセト・ノグウィナ
国:南アフリカ
居住地:ダーバン
音楽ジャンル:トライバル・ハウス
スキル:プロデューサー、DJ

 

南アフリカのMthetho Nogwina(ムセト・ノグウィナ)は2012年にDJを開始したばかりだが、その遅れは素早く取り戻した。ダーバンで開催されたDJの大会「King of Decks」でも健闘した彼は、南アフリカのハウス・ミュージックのスターであるCuloe De Song(クロエ・デ・ソング)やBlack Coffee(ブラック・コーヒー)の後輩だ。King Bruceの音楽はソウルフルで、明るく、パーカッシブで、程よく洗練されている。スピリチュアルで家族を大事にする彼の、陽気でトライバルなトラックは、まるで大きくて温かい抱擁のようだ。

 

http://www.reverbnation.com/kingbruc6music
http://www.twitter.com/kingbruc6
http://www.soundcloud.com/king-bruce


Krizzli(クリズリー)
本名:ヴァレンティン・ベルジエ
国:スイス
居住地:ローザンヌ
音楽スタイル:テクノ
スキル:プロデューサー、DJ、演奏家

 

Valentin Bersier(ヴァレンティン・ベルジエ)は、特にベースを効かせた類いのUK寄りテクノとハウスの虜になる前は、10年間に渡ってクラシック・クラリネットを学んでいた。Krizzli(クリズリー)としてDJをする彼は、自分が手掛けた激しいリミックスも、シナプスを破壊する意図で作られたかのような、脅威的ドラム・パターンと殺傷力満点のベースラインから成るオリジナル曲も、躊躇なくプレイする。新たなパーカッシヴ・グルーヴを考案することに集中していないときは、Bersierは自身の音楽に対する妥協なきメンタリティが反映されたスイス拠点のアンダーグラウンド志向なレーベル、Files Recの運営に携わっている。

 

http://www.beeb.li
http://www.facebook.com/krizzlimusic
http://www.twitter.com/krizzlimusic
http://www.soundcloud.com/krizzli
http://www.instagram.com/krizzlimusic


La Mverte(ラ・マバーテ)
本名:アレクサンドル・べーリー
国:フランス
居住地:パリ
音楽ジャンル:イタロ・ディスコ、ニュー・ウェーヴ
スキル:プロデューサー、DJ、演奏家

 

無骨でレトロなダンス・ミュージックがAlexandre Berly(アレクサンドル・ベーリー)のトレードマークである。パリ育ちのプロデューサーBerlyは、高校時代はポスト・パンクのバンドでベースに没頭していたが、近年はソロ・プロジェクトであるLa Mverte(ラ・マバーテ)の活動に専念し、SH-101のパッチをいじっては、イタロ、インダストリアル、ニュー・ウェーブを大胆に掛け合わせている。自身のプロダクションに磨きをかけている以外は、DJをしたり、同じくパリ出身のYan Wagner(ヤン・ワーグナー)の為にキーボードを弾いたりもする。2014年に、デビューEPの「Through The Circles」をHer Majesty’s Shipレーベルからリリースした。

 

http://www.lamverte.tumblr.com
http://www.facebook.com/la.mverte.music
http://www.twitter.com/lamverte
http://www.soundcloud.com/la-mverte


Lafawndah(ラファウンダ)
本名:ヤスミン・ドゥボア
国:フランス
居住地:シャン・シュル・マルヌ
音楽ジャンル:テクノ・ズーク、ワールド、エクスペリメンタル
スキル:プロデューサー、ヴォーカリスト

 

パリを拠点とするシンガー/プロデューサーYasmine Dubois(ヤスミン・ドゥボア)がLafawndah(ラファウンダ)として音楽活動を開始してからまだ1年しか経っていないが、すでに彼女の未来的発想のグローバルトロニカは世界的に注目を集め始めている。イラン人とエジプト人のハーフである彼女は、ニューヨークでギャラリーのキュレーターとして勤めた後パリに戻り、「儀式的クラブ・ミュージック」の制作に専念。Nina Simone、Brandy、伝統的な中東の歌手、ダンスホール・クイーン、Night Slugsレーベルのモダンなグライムやベース音楽からの影響が元になっている。彼女のデビュー作である、セルフタイトルのEPの制作には、ポルトガル人プロデューサーGaragem Banda(ガラジェム・バンダ)とEmily King(エミリー・キング)と共にカリブ海の島グアドループに飛び、ズーク音楽のベテランであるJean Claude Bichara(ジャン・クロード・ビカーラ)との共同制作を実現した。Grace Jonesのアルバムへの共感も込めてか、Lafawndahは自らの音楽を「アイランド・ライフミュージック」と呼び、インダストリアル、ドローン、80年代のエレクトロニック・バンドやトロピカルな活気を官能的に合成している。コラボレーションを重んじる彼女は、L-Vis 1990(エルヴィス・1990)、Bruno Coviello(ブルーノ・コヴィエロ)、 Nick Weiss(ニック・ワイス)といったプロデューサーたちとも共作を果たしている。

 

https://www.facebook.com/lafawn.dah.3
http://www.soundcloud.com/lafawndah


LAO(LAO)
本名:ラウロ・マヌエル・ロブレス・ロブレス
国:メキシコ
居住地:メキシコ・シティー
音楽ジャンル:ポスト・ダブステップ、ビーツ
スキル:プロデューサー、DJ

 

メキシコ・シティーの鼻をつく汗臭さとスモッグの中、Lauro Robles(ラウロ・ロブレス)はクールに、でも危険なほど並外れたベース・ミュージックを精製している。彼がDJとプロデューサーという2つのキャリアを並行して追求し始めたのは、15歳で初めて行ったパーティーから帰宅した夜、パソコンからダンス・ミュージック以外の全てのデータを削除したときからだ。Roblesは愛してやまないBasic Channelのダブ・テクノとAphex Twinのアンビエント・サウンドスケープを自分のフィルターを通して独自のものを作り上げてきた。ハウスとテクノとダブステップをミックスし、そこにはわずかなラテンの下味が施してある。LAOとして彼が制作する、荒々しく容赦のないクラブ・キラー曲は、Filtro、Blaq、Wicked Bassといったレーベルから紹介されている他、彼はサイド・プロジェクトのDJ Hotmale(DJホットメール)としても、ライブ活動を行う。

 

http://www.facebook.com/laobass
http://www.twitter.com/laurorobles
http://www.soundcloud.com/lao


Laura J Martin(ローラ・J・マーティン)
本名:ローラ・マーティン
国:イギリス
居住地:リバプール
音楽ジャンル:チェンバー・ポップ、フォーク
スキル:プロデューサー、演奏家、ヴォーカリスト

 

『子連れ狼』のような酷く暴力的な映画と、宮崎駿のスタジオ・ジブリ作品を同等に楽しめる人に出会う事はそうないが、Laura J Martin(ローラ・J・マーチン)の音楽は、それに似た偏向的な影響を受けている。彼女は自身の音を、
「RZAがプロデュースし、Ian Anderson(イアン・アンダーソン)をフルートにフィーチャーしたJudee Sill(ジュディー・シル)」と言い表しているが、彼女が生み出す豊かなテクスチャーのチャンバー・ポップには、そういった異質な影響が明白に聴き取れる。才能豊かでマルチな楽器奏者であるリバプール出身の彼女は、フルート、ピアノ、マンドリンの演奏をこなす他、MPCやLoop Stationも自らのライブに取り入れ、生まれ持った音楽の才能とテクノロジーの可能性を融合させている。

 

http://www.laurajmartin.com
https://www.facebook.com/lalajmartin
https://twitter.com/laurajmartinuk
https://soundcloud.com/laura-j-martin


Larry Gus(ラリー・ガス)
本名:パナジオティス・メリディス
国:イタリア
居住地:ミラノ
音楽ジャンル:アヴァン・ポップ
スキル:プロデューサー、演奏家、ヴォーカリスト

 

Larry Gus(ラリー・ガス)は、建築をダンスにし、数学を音楽にすることが可能だと信じている。Panda Bearに憧れ、Pink Floydの影響でギターを弾く彼は、きっと今はダンスフロアの事よりも、植物プランクトンやSteve Reichの事を考えていることだろう。ただし、それは彼の音楽があなたの身体を揺さぶらないという訳ではない。彼が2013年にDFA Recordsからリリースしたアルバム『Years Not Living』は、フリー・ジャズとMadvillain(マッドヴィレイン)とサイケ・ロック(Now-Again Recordsを主宰するEgonとサンプルをトレードする仲であることが伺える)からの影響を合成したような、ごった煮ポップ作品である。このギリシャ生まれミラノ育ちの「因習打破主義者」は、おそらく彼が手がけた夢のようなリミックスによって、最も良く知られているのではないだろうか。Yacht(ヨット)のそれでは原生熱帯雨林のドラム・サークルのど真ん中に誘い、Sinkane(シンケイン)のそれは80年代後半のバレアリックな夢の中へタイムスリップさせ、Cut Copy(カット・コピー)の場合はアシッドなベル音と壊れたおもちゃ、ラテン・パーカッションの渦の中に見事に閉じ込めている。

 

http://www.larrygus.com
http://ww.facebook.com/larrygus
http://www.twitter.com/larrygus
http://www.soundcloud.com/larrygus
http://larrygus.tumblr.com


Lewis Cancut(ルイス・カンカット)
本名:ルイス・ギタス
国:オーストラリア
居住地:カリスタ
音楽スタイル:トロピカル・トラップ
スキル:プロデューサー、DJ

 

周囲の仲間を見れば、その人物のことがよく分かる。だから、Diplo、Switch、Benny Blanco、Crookers、Sindenらと交流があるオーストラリアのLewis Cancut(ルイス・カンカット)が、夏っぽいトロピカル・ブーティー・ビートの達人であると知っても驚かないのではないだろうか?レゲトンからバイレ・ファンキ、UKファンキーやダンスホールまで、Lewisが扱うサウンドは全てグッド・ヴァイブスなものばかり。彼の行動力も素晴らしく、自身のレーベルScattermusicを運営し、幅広く他のプロデューサーやMCとコラボレーションしたり、リミックス手掛けたり、他のレーベルで曲をリリースしたり(DiploのMad Decentを含む)、更に毎週複数のクラブ・イベントの出演もこなしている。実力のあるDJならば、合成における才覚、つまり全く異なる性質のもの均一にブレンドすることが可能な第六感を持ち合わせているはずだが、Lewisにはその能力が十分過ぎるほどあり、彼のDJセットでもオリジナル曲でも発揮されている。

 

http://www.lewiscancut.tumblr.com
http://www.facebook.com/LewisCanCut
http://www.twitter.com/lewiscancut
http://www.soundcloud.com/lewis-cancut
http://www.instagram.com/lewiscancut

 

Mark Maxwell(マーク・マクスウェル)
本名:マーク・マクスウェル
国:オーストラリア
居住地:ニューマーケット
音楽ジャンル:ニュー・ディスコ、ポップ
スキル:プロデューサー、DJ、演奏家

 

Mark Maxwell(マーク・マクスウェル)は機械工学を学んできたが、彼のYale(イェール)やEstii(エスティ)としてのプロダクションにおける手法的アプローチは、メロディーに対する鋭い聴覚を伴って、夏のフェスティバルに見られる好奇心と若々しい理想主義に刺激された、アップテンポなバレアリック・アンセムや白昼夢の様なニュー・ディスコを生み出している。Todd Terje(トッド・テリエ)がヴォーカル・シンセ・ポップを作ったとしたら、きっとこんな感じだろう。ここ数年に渡り、このオーストラリア人プロデューサーはデジタル配信で音源を発表し、既にFutureやCreamfieldsといったフェスティバルでネオン・カラーをまとった大観衆を湧かせている。Maxwellはパンチ力あるドラム(そして時たま導入されるR&B的なスローで揺れのあるベース)で踊りやすい、ダイナミックなグルーヴを作ることを得意とする彼は、サイド・プロジェクトとしてMIDIコントロール可能なポータブル・ライト・ショーも制作しており、最大限にインパクトを狙い、実際に成果を発揮している。

 

https://www.facebook.com/m.mxwll
https://www.facebook.com/thisisestii
https://twitter.com/thisisestii
https://soundcloud.com/thisisestii
https://www.facebook.com/yalesounds
https://soundcloud.com/yalesounds

 


Mickey de Grand IV(ミッキー・デ・グランド・IV)
国:アメリカ
居住地:マイアミ
音楽ジャンル:ブギー
スキル:プロデューサー、DJ、演奏家、ヴォーカリスト

 

マイアミ出身のMickey de Grand IV(ミッキー・デ・グランド・IV)は、シンセサイザーをふんだんに取り組んだスロー・ジャムとブギーをこよなく愛し、Cosmic Chronicレーベルを通じてそれを作品として発表している。彼が主宰する10ピース・アンサンブルのPsychic Mirrors(サイキック・ミラーズ)がPeople’s Potential Unlimitedから発表した曲「Midnight Special」や、Antoine Rocky-Horror (アントワーヌ・ロッキー・ホラー)名義でリリースした「Machine Gun Boogie」は瞬時に名曲と評された。キューバ、マイアミ、そしてRick Jamesからインスピレーションを受け、ニューヨーク市立大学でジャズとオーケストラ作曲の訓練を受けたこのプロデューサー兼DJは、ドラム、ベース、ピアノ、ギタ-、サックスの演奏にも通じ、熟練したMPC、Abletonや Roland使いで輝かしいダンス・スケープを作り上げることが出来る。

 

http://www.cosmicchronic.bigcartel.com
https://soundcloud.com/cosmic-chronic


Mickey Dripping(ミッキー・ドリッピング)
本名:ジョセフ・ウィルス
国:イギリス
居住地:リバプール
音楽ジャンル:ウィアード・ポップ、インディー
スキル:プロデューサー、演奏家、ヴォーカリスト

 

父親が持っていたKing CrimsonやMothers of Inventionのレコードを9歳で聴いたところから、Mickey Dripping(ミッキー・ドリッピング)の豊かな音楽英才教育は始まっていた。これらのエクスペリメンタル・ロックの試金石が、若きスタジオ・エンジニアだった彼の思考の肥やしとなり、彼と同じくらい個性的なシンガー・ソングライターのMikhael Paskalev (ミカイル・パスカレフ)やDan Croll(ダン・クロール)のデビュー・アルバムの方向性を導くことで、その教えを実践した。スタジオの外でも、Joseph Wills(ジョセフ・ウィルス)はたまにPaskalevとステージを共にしている。2人は力強い5ピース・バンドの様に聴こえるが、リバプール出身の彼によれば、2人のステージ上の存在感は「メキシコ麻薬王の誕生日会に呼んでもらえなかった、哀れな不適合者」の様だという。新人のキャリアを手助けする以外に、Willsは自身のレーベルを立ち上げ、Crollや盟友のPaskalevと共にノルウェー、オーストラリア、アメリカなどをツアーした経験を持つ。それに、彼の一声でDominoにとあるバンドと契約をさせた事もある。彼のヴィジョンには、自他の音楽を問わず同等の説得力があるのだ。

 

https://www.facebook.com/pages/Mickey-Dripping/121188184649421
http://www.soundcloud.com/joewills


Mimu Merz(ミームー・メルツ)
本名:ミリアム・モネ
国:オーストリア
居住地:ウィーン
音楽ジャンル:スポークン・ワード、アヴァンギャルド、エレクトロニック
スキル:プロデューサー、ヴォーカリスト

 

Mimu Merz(ミームー・メルツ)とは、ウィーンを拠点とするグラフィック・デザイナー、メディア・アーティスト、シンガー、ソングライターであるMiriam Mone(ミリアム・モネ)のことである。独学でミュージシャンになった彼女のヴォーカルを使った実験は、時にスリリングで、時にややこしく、時に想像をかき立ててくれる —— 時にはその全てが詰まっている。アコーディオン、ラップトップ、音のコラージュ、ギリシャ風コーラス、またはどのような楽器をいくつ演奏に使っていたとしても、彼女の焦点は常に自身の声である。時にトランス状態に聴こえたり、モゴモゴとつぶやいているようだったり、クリアで真っすぐに聴こえたり、重ね合わせてあったり、ソロだったり。いずれにせよ人の心を掴んで放さない魅力を持つ。Laurie Anderson、John Cage、Meredith Monkなどからインスピレーションを得ているMimu Merzの音楽は、聴く者に先入観を捨てることを余儀なくさせる。

 

http://www.facebook.com/listentomimu
http://www.soundcloud.com/mimu


Mumdance(マムダンス)
本名:ジャック・アダムズ
国:イギリス
音楽ジャンル:グライム、テクノ、エクスペリメンタル
スキル:プロデューサー、DJ、演奏家

 

Mumdance(マムダンス)は、現在UKで最も旬なクラブ・ミュージック・プロデューサーの一人だが、彼がグライムや、より広義な解釈のハードコア音楽にもたらしている斬新さは、彼がスランプ期に抱えていた失望に端を発している。ロンドン出身のJack Adams(ジャック・アダムス)は、2009年にBrodinski(ブロディンスキー)と共にデビュー作「Eurostarr」をSouthern Friedから発表し、翌年以降はDiploの主宰するMad Decentを含む複数のレーベルからリリースを続けた。しかし、2011年頃に彼は壁に打ち当たり、2年間ほとんど新曲を出せずにいた。それを見事に乗り越えた彼は、Keysound、Tectonic、Rinseから連続してEPをリリースし、新たな魅力を打ち出すことに成功。13曲入りのミックステープ・アルバムによって再登場を果たしたAdamsは、既に込み合っているUKの音楽シーンの中でも新鮮なプロデューサーとして注目を集めるに至った。2013年にリリースされた『Twists and Turns』は、13曲収録の様々な機械音のコラージュとTR-909を叩いて作られた、特異なクラブ的美学でまとめられたグライム・ビートの力作。Mumdanceは、このような文脈でUKのダンス・ミュージックから派生する音楽を探究し続けている。

 

http://www.mumdance.com
http://www.facebook.com/mumdance
http://www.twitter.com/mumdance
http://www.soundcloud.com/mumdance
http://www.instagram.com/mumdance

 


MMMOOONNNOOO(モノ)
本名:ダニエル・ネヴィス
国:ポルトガル
居住地:パレーデ
音楽スタイル:アンビエント、ドローン
スキル:プロデューサー、演奏家

 

Daniel Neves(ダニエル・ネヴィス)の音楽制作のきっかけになるのは、HerzogやJarmuschといった監督たちのヴィジュアル・アートや映画からヒントを得て育まれる、数々の音楽的アイディアやコンセプトだ。MMMOOONNNOOOはNevesが2010年にリスボンで始めた実験的ドローン・プロジェクトで、厚く重ねられたノイズ、低く響くエレクトロニクス、そしてヒプノティックでトリッピーなループを大いに味わうもの。そんな彼の曲には荒削りでラフな魅力がある。もしかすると、それはNevesが高校時代にやっていたヘヴィーメタル・バンドの名残かもしれない。もはや容易にジャンル分け出来る様なものではなく、テクスチャーや音のひだが混ざり合って広がっていくような音楽だ。彼が愛する Autechre、Demdike Stare、Flying Lotusの影響が垣間見える。その一方で、Velvet Undergroundなどのまた違った影響が、彼の強固なシューゲイズ・トリオCrua(クルア)の方で聴くことが出来る。


http://www.behance.net/mwahahah
http://www.facebook.com/danielvalerioneves
http://www.twitter.com/danielcvn
http://www.soundcloud.com/mmmooonnnooo