二月 26

RBMA WORKSHOP SESSION FEAT. 灰野敬二(東京)レポート

前衛的現代音楽のアイコン灰野敬二を迎えてのレクチャーを開催

ロックに対する徹底した美学と、ストイックな姿勢で国内外より狂信的な人気を誇る灰野敬二を迎えて、東京都現代美術館内のカフェ&レストラン「content」でレクチャーを開催。

 

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当日は限定招待の参加者たちが、普段は音楽を解説することを好まない彼の貴重な話に熱心に耳を傾けていました。

 

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約90分に及ぶレクチャーは、灰野氏自身が持ち込んだ楽曲を聴きながら彼のミックスCDの話題から始まり、プレイヤーではなくリスナーとしての視点での選曲に対する考察や、ライブを始めた頃の話、街を歩いてもすべてがジャズのリズムに聴こえてしまうほどの経験をしたジャズの洗礼、ときにはユーモアも含みながら音楽的背景を語り、自身が解釈するノイズ、そして実験的な音楽がどこから産まれてくるのかということへの彼の答えとも言うべきその断片を垣間みる


自身の音楽をアバンギャルド、エクスペリメンタル等と形容せず、ロックンロールやロックと捉える自由な感性、自分の聴くべき音楽を聴くのではなく「自分の知らない」音楽を聴いていきたいという探究心、しかし音楽は教育されるものではなく、自分自身の感覚を大切にすべきであると説く灰野氏のレクチャーは、長年の間、周囲に惑わされることなくひたすら己の道を貫き通した表現者であるがゆえの世界観、美学、そして説得力溢れるものとなりました。

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参加者からは「音楽に対する情熱とそれを明確に語ることの大切さを感じられた」「とても有意義な時間だった」「たくさんの宿題をもらった気がする」という声をいただきました。

「悲しみに溢れた後に訪れる美しさ、そして一番輝くものは孤独」灰野敬二という一人の音楽家の生き様をひとりひとりが感じられたレクチャーとなったのではないでしょうか。

 

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イベント詳細  http://www.redbullmusicacademy.jp/jp/events/rbma-workshop-session-feat-keiji-haino/