四月 21

RDC 2017予習特集 Vol.1 – Skeme Richardsインタビュー

Rainbow Disco Club 2017のRBMAステージでDJ NoriとB2Bを披露する “マグマ大使” ことSkeme Richardsのインタビューを紹介する。

By MASAAKI ABE

 

今年もRAINBOW DISCO CLUB (RDC)のRed Bull Music Academy Festival Stage(RBMAFS)が開催される。そのラインナップは既に報じたが、事前にしっかり予習しておくのも悪くない。そこで今回は、フィラデルフィアからやってくる “マグマ大使” ことSkeme Richardsを紹介する。

 

Skeme Richardsは、今年で40周年を迎え、世界で最も伝統あるヒップホップクルーRock Steady Crew(その重要度は映画『ワイルド・スタイル』や『フラッシュダンス』などにメンバーが出演していることからも分かるだろう)に所属するDJであり、音楽とパーティ、ヴァイナルを心から愛する男だが、日本のフィギュアやトイを愛する生粋のジャパニーズ・ラバーとしても知られている。

 

穏やかでチャーミングなその人柄とは裏腹に、いかなるパーティもダンサブルでソウルフルな空間に仕上げるその強烈な才能を、是非ともRDCで体感してもらいたい。

 

まずは簡単に自己紹介をしてくれるかな?

 

フィラデルフィアからやってきたRock Steady Crew / Butta BrosのSkeme Richardsだよ。日本のみんなには “Maguma Taishi(マグマ大使)” 名義の方が馴染み深いかもね。

 

DJは1981年に近所のブロックパーティーやハウスパーティのDJたちを見たのがきっかけで始めたんだ。ミキサーとカセットデッキ、ターンテーブル2台を手に入れてね。

 

君の地元フィラデルフィアにはジャズやヒップホップなど、様々なブラックミュージックの豊かな歴史があるけれど、DJとして地元からどんなインスピレーションを得ているのかな?

 

僕は日本のような美しい国々への旅やアート鑑賞、そして母国とは違う世界中のカルチャーを経験することからインスピレーションを得ている。

 

DJとして世界を旅することで、世界各地の音楽やアーティストに出会ってきた。だから、フィラデルフィア以外の沢山のアーティストも僕のサウンドにインスピレーションを与えてくれているんだ。

 

2017年はRock Steady Crewが40周年を迎えるよね。

 

Rock Steady Crewが伝説を残しながら40周年を迎えるっていうのは、アメイジングだし、特別なことだと思うよ。お祝いのパーティやイベントが沢山開催される予定だけど、発表はもう少し先になるね。みんなにも是非遊びに来てほしいな。

 

初出演を果たすRDCに向けてどんな気持ちかな? かなり楽しみにしているって聞いたけど。

 

今回の出演を最高に楽しみにしているし、ワクワクしているよ。RDCのことは以前から耳にしていたし、みんながアップする写真を通じて、オーディエンスが心から楽しんでいることも知っていた。

 

ベストDJたちがプレイしてきたイベントだし、同じステージでプレイできることを本当に光栄に思っているよ。B2BをするDJ Noriも大好きだ。彼は最も尊敬しているDJのひとりだし、一緒に美しいバイブスを生み出すことをすごく楽しみにしている。

 

また、RBMAはこれまで沢山のアーティストやミュージシャン、DJ、クリエイターの才能を世界中に示してきた素晴らしいプラットフォームだと思う。RBMAのおかげで、世界の人たちはまだ知られざる優れた才能を発見したり、経験したりできていると思う。

 

RBMAのプロジェクトの中で僕が一番気に入っているのは『Diggin’ in the Carts』シリーズだね。これはビデオゲームミュージックのクリエイターたちをテーマしているシリーズだけど、こんなユニークでスペシャルなことをやっているブランドや会社はRBMAの他に存在しないと思う。いつの日かRBMAと一緒にプロジェクトができたらいいなと思っているよ。

 

君をターンテーブルの横に立たせているモチベーションは何なのかな? また、DJやプロデューサーとしての今後のプランがあれば教えてくれるかな?

 

音楽への愛とダンスフロアで色々な人たちと繋がれること、これが全てさ。

 

あとは、世界では色々な変化や不正義が起きているけど、僕はDJとして、たとえ1秒でも良いから人の痛みを癒せる存在になりたいんだ。これもDJを続けている理由のひとつだね。

 

今はコンピレーションアルバムや7インチ、限定ミックステープの制作などに取り組んでいるよ。年内にリリースする予定なんだ。音楽を愛する人たちに向けて何かをクリエイトして、それを仕事にしていくことに興奮を覚えているよ。

 

(Vol.2へ続く)