三月 06

3/5 RBMA WORKSHOP SESSION FEAT. MARK FELL(SND) @METRO(京都) レポート

3/5(水) サウンド・アートの先駆者、Mark Fellの来日公演&レクチャーを開催

ジャンルレスな音楽イベントのみならず、様々な講師を招いて開校される『メトロ大學』等、音楽と連動したカルチャーイベントも発信し、京都の文化に刺激を与え続けている京都METROにて、Mark Fellを迎えてのレクチャーを開催。

 

Mark Fellは、UKシェフィールド出身。Mat Steelとの電子音響デュオ、SNDとしても知られ、彼のレクチャーには事前より多くの期待が寄せられていました。インタビュアーはMarkとも親交が深いAOKI takamasaが担当し、レクチャーは終始和やかな雰囲気に包まれていました。時にはMarkから青木氏に逆に質問する場面も。

 

3/5 RBMA WORKSHOP SESSION FEAT. MARK FELL(SND) @METRO(京都)

 

音楽制作を始めたきっかけはイギリスでの子供時代の影響が大きく、80年代にシェフィールドで育った彼にとって、当時の雇用状況は悲惨なもので、普通の職業に就くという選択よりも芸術家としての道を進むことが自然であったと言います。さらに、偶然にも電子工学を学んでいる隣人が制作したシンセを借りていたことも大きなきっかけとなったそうです。

また普段趣味で聴く音楽は?との問いには「エレクトロニック音楽」という回答が。趣味が特定されていて凄く狭い世界の音楽ばかり、例えばThe Human Leagueのレアを長い間聴いていた時期もあったが、ある時「何でも聞く」と言う事に挑戦し、今では嫌いな音楽も敢えて聴けるようになったと言います。それでも西洋のクラシックは苦手とのコメントも。

 

3/5 RBMA WORKSHOP SESSION FEAT. MARK FELL(SND) @METRO(京都)

 

機材に関しては、彼がのめり込んでいったと同時に、逆に音楽制作にとって良くないことに気づいたそうです。さらに複数台のシンセの使用は相性があまり良くないことに気づきその結果、1台のシンセのみで音楽制作を行いアルバムも作成。ライブレコーディングについても、良かったと思って後から聴くと良くなかったこともあり、今では録音は行わない、ライブはあくまでその場の雰囲気を楽しむものなのです、と。

実験性を兼ね備えたミニマルなグリッチ音できめ細やかに制作されるサウンドが、ユニークかつ独自性の強い作品をつくりあげるMark Fellの、柔軟性の中に垣間見える確固としたこだわりが感じられるレクチャーとなりました。日本に来て「冷たいお茶にびっくりした!」とあどけなく語る表情にはピュアな人間性も覗き、またそれらの肉体的なカルチャーショックも音楽制作に大きな影響を及ぼすとのことで、今回の京都訪問でも多くのインスピレーションを感じでくれたことでしょう。


3/5 RBMA WORKSHOP SESSION FEAT. MARK FELL(SND) @METRO(京都)


後半のイベントもNHK yx Koyxen、AOKI takamasaをはじめ、日本の電子音楽のトップアーティストたちが出演。ハイクオリティなサウンドで京都の夜を盛り上げました。

3/5 RBMA WORKSHOP SESSION FEAT. MARK FELL(SND) @METRO(京都)

3/5 RBMA WORKSHOP SESSION FEAT. MARK FELL(SND) @METRO(京都)

3/5 RBMA WORKSHOP SESSION FEAT. MARK FELL(SND) @METRO(京都)

3/5 RBMA WORKSHOP SESSION FEAT. MARK FELL(SND) @METRO(京都)

3/5 RBMA WORKSHOP SESSION FEAT. MARK FELL(SND) @METRO(京都)

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イベント詳細:
http://www.redbullmusicacademy.jp/jp/events/rbma-workshop-session-feat-mark-fell-snd/