四月 13

インタビュー:MISO

韓国出身のRBMA卒業生が語るRBMAの魅力

By 김수한

 

Rainbow Disco Club 2017 RBMA Stageへの出演も決定している韓国人アーティストMISO。彼女は、2015年10月から11月までの1ヶ月に渡りフランス・パリのGaîté lyriqueで開催されたRBMA 2015 Parisに参加した韓国人初のRBMA卒業生でもある。韓国版RedBull.comに掲載された記事の再編版となる今回のインタビューでは、彼女のRBMAでの体験や必要な心構えなどが語られている。

 

 

 

 

あなたは韓国人として初めてRBMAに参加したわけですが、RBMAの全体的な印象について教えてください。

 

全体的に穏やかな雰囲気でした。他の参加者も同じように感じていたと思います。楽しくてハッピーな瞬間もありましたが、圧倒される瞬間もありましたね。スケジュールは非常にタイトでしたが、全体的にはリラックスした雰囲気でした。毎日遊びながら色々進めていった感じでしたね。スタジオでJust Blazeと会話したり、Modeselektorにサポートしてもらったりと、夢のような日々でした。

 

一番の思い出は?

 

2日目にJoubert Singersとスタジオでジャムセッションをした時が一番楽しかったですね。参加者やスタッフのみんなと一緒に歌ったり演奏したりして面白かったです。このジャムセッションでお互いの距離感が近くなったと思います。

 

RBMA全体として記憶に残っているのは、早朝までみんなで飲んだり食べたりしながら、スタジオで制作していた時ですね。一晩中音楽を作りながら、会話をしたり遊んだりしてました。あとは、Gaîté lyriqueの屋上から見た夜明けのパリがとても印象的でした。エッフェル塔が遠くに見えましたし、パリの美しい建物とマジカルな雰囲気が感じられて嬉しかったです。

 

音楽に集中できる環境だったと思いますが、どのような形で制作を進めていったのでしょう? またどこに力を入れていましたか?

 

制作は、他の参加者とコラボレーションをするか、ひとりでビートメイクをするかのどちらかでした。個人的にはDJとコラボレーションした楽曲の制作に力を入れていましたね。制作をしていない時間は、新しい機材を試してみたり、音楽を聴いたり、他の参加者の作業をチェックしたりしていました。

 

 

 

 

あなたは元々プロデューサーとして活動していましたが、RBMA 2015 ParisではDJに初挑戦しましたね。DJ初挑戦の感想は? 何をプレイしたのでしょう?

 

DJ初挑戦は問題なく終わりました。Petite Bainという客船が会場だったので、DJを始める前に船酔いしてしまったのがちょっと辛かったですね。ですが、プレイ中は特に大きな問題もありませんでしたし、良かったと思います。もちろん、ミスも沢山ありましたが、他の参加者が隣でずっとサポートしてくれました。あれは本当に嬉しかったですね。セットリストには、普段好んで聞いているアップビートのヒップホップやフューチャーベースのトラックを数多く組み込みました。

 

他の参加者の中で音楽性が近いと感じられたアーティストや、フィーリングが合うアーティストはいましたか? 特に仲良くなったアーティストがいれば教えてください。

 

参加者全員とスペシャルな関係が築けたと思います。みんなとても優しくて、家族みたいに仲が良かったです。コラボレーションをしたMulherin、Corey K、DX Heavenと過ごす時間が特に多かったと思います。今でもみんなと連絡を取り合っていますし、また会えたら嬉しいですね。というより、会いたいです(笑)!

 

RBMA Paris 2015では、Laurie Anderson、Kindness、Che Pope、Hudson Mohawkeなどがレクチャーをしましたが、印象的だったレクチャーは? その理由も教えてください。

 

Kindnessのレクチャーが一番印象に残っています。非常に率直な意見を述べていました。彼はこれまでの人生や音楽性について話をしてくれましたが、アーティストが普段触れないようなトピックについても話してくれました。また、音楽業界に根強く残っている人種差別や性差別についての貴重な話もしてくれましたし、レコード会社やレーベルとの葛藤についても触れていました。あのレクチャーは、全員が自分を取り巻く環境について考えるきっかけになったと思います。ためになると思うので、時間がある時にみなさんも是非アーカイブをチェックしてみてください。

 

 

 

 

RBMAへの参加を経て自分の音楽性や考え方に変化は生まれましたか?

 

RBMAから感じ取った情熱とインスピレーションは、韓国に帰ってもキープしたいと思えるものでした。それまでのわたしはソロアーティストとして音楽制作をしてきましたが、RBMAで他のアーティストとコラボレーションを重ねていく中で色々なことを学べました。今後もコラボレーションを積極的にこなしていきたいと思います。

 

最後に、RBMAへの参加を希望しているに人たちにメッセージはありますか?

 

RBMAのアプリケーションを準備する時に一番重要になってくるのは、「音楽で自分をどう表現したいのか」です。キャリアの華やかさやリリースしたトラック数や、テクニックの凄さはあまり重要ではありません。また、アプリケーションの準備は、自分を振り返る良いチャンスにもなりますね。わたしもアプリケーションの準備を通じて、様々な発見ができました。RBMAのアプリケーションは一般的な入学願書やオーディションとは違います。自分という存在を世界に教えようという気持ちで準備するのが良いと思います。自分に正直になれば、自分の気持ちを世界中に伝えられると思いますよ。自分に誠実になってくださいね!