四月 21

0G NIGHT "DO BLOOM IN THE SILENCE" レポート

0G NIGHT "DO BLOOM IN THE SILENCE" が六本木アートナイトの夜に開催。

六本木エリアを舞台に、美術や映像、音楽など、様々な展示やイベントが催されるアートの祭典『六本木アートナイト』の夜、SuperDeluxeにてトークセッションとライブ/DJの二本立て音楽イベント『0G NIGHT "DO BLOOM IN THE SILENCE"』が行なわれた。

 

トークでは、音楽批評家の阿木譲、『アイデア』編集長の室賀清徳、学芸員の梅津元、グラフィックデザイナーの秋山伸が登場。阿木氏が80年代に深くコミットしたパンク~ニューウェーブシーンのキーパーソンを記録した貴重なプライベートビデオを上映しながらの進行となった。

 

 

まだビデオカメラが高価で、動画撮影が今のように手軽ではなかった時代に、自ら渡欧し、カメラを回して取材を決行した阿木氏による熱気あふれるドキュメントには、Klaus & Thomas Dinger、This Heat、 DAF、Genesis P-Orridgeなどなど、今や歴史の1ページとなった錚々たるミュージシャンたちのありし日の姿と言葉が克明に記録されていた。それらの記録は決して懐古の対象ではなく、今なお新鮮なクリエイティビティを我々に提示してくれる。常に前へ進みたい、新しいものを模索したいと語る阿木氏のアティテュードと、その膨大な仕事の一端に触れる事のできる貴重なセッションとなった。

 

続くライブでは、大阪からARMS、∠yuLLiPPe、Isolate Line、MADEGGが、東京からYui ONODERA、Akihiko MATSUMOTOの合計6名が登場。


ジャンルやスタイルの枠組みを逸脱するエネルギーに満ちた大阪勢、洗練され、高い完成度を提示した東京勢と、各アーティストは好対照を成しており、東西のシーンの違いを浮き上がらせる非常に興味深いショーケースに。 

 

 

 

 

また阿木氏は一時間以上に渡るDJセットを展開。比較的落ち着いた雰囲気で進行した本イベントだったが、阿木氏の熱気あふれるプレイに引き寄せられ、自然とフロアが人で溢れ出す。インダストリアル、ドラムンベース、トラップ等々、様々なジャンルを自在に横断しながら、会場を大いに盛り上げた。

 

 

イベントの熱気に後ろ髪をひかれながらSuperDeluxを後に、『新世界』に移動。ここではRed Bull Music Academyのドキュメンタリー映画『What Difference Does It Make? A Film About Making Music』の爆音上映が夜を徹して行われた。

 

 

2013年のRed Bull Music Academyニューヨークの模様に密着しながら、並行してBrian Eno、Erykah Badu、Richie Hawtinらのインタビューなどが盛り込まれた本ドキュメンタリーは、Red Bull Music Academyのクリエイティブな空気をリアルに伝えてくれるものとなっている。会場にはアートナイトでふらっと立ち寄ったと思われるようなお客さんも多く見受けられ、満員御礼での上映に。

 

 

 

六本木アートナイトの非日常空間の中、Red Bull Music Academy 2014 東京開催への期待を膨らませる野心的な試みが行われた一夜となった。