十月 22

Red Bull Music Academy presents Lost In Karaoke

東京の「カラオケ館 新宿店」の7つの異なる部屋から「日本の音」を世界中のお茶の間へとライブ配信する企画、「Lost in Karaoke」。この夜は、映画『ロスト・イン・トランスレーション』の主人公Bill Murray(ボブ・ハリス役)がRoxy Musicを歌う代わりに、東京の様々な音楽サブカルチャーを代表するクルーとアカデミー参加者が各部屋を彩る。Onion Recordsが奏でるビーバップ/ロカビリーの融合、革新的オンライン・レーベルMaltineとBunkai-keiのコラボレーション、Battle Train Tokyoによる独自のフットワークなどが、ライブ・ストリーミングを介して全世界のオーディエンスと共有される。


Red Bull Music Academy presents Lost In Karaoke

日時: 2014年10月22日 20:00 – 23:00
会場: オンライン生中継 - カラオケ館 新宿店 (東京都新宿区 西新宿1-5-12)
オンライン生中継 - 特設サイト: http://karaoke.redbullmusicacademy.com/ 
出演

<West Beat Sounds> Seiho, tofubeats, ∠yuLLiPPe
<Sake Pop>Moodman, Yoshizawa Dynamite.jp, Dr.Secret
<Onion Records> GENTLE I / KITAZAWA FLOOR SERVICE
<Battle Train Tokyo> D.J.April (Booty Tune), Fruity (SHINKARON), Kent Alexander (PPP/Paisley Parks), Yuki a.k.a 3D (Booty Tune)
<RBMA> James Pants, Blinky Bill, Brigitte Laverne, Deltatron, Lewis Cancut, NV, Silva
<Maltine X Bunkai-Kei > Mikeneko homeless, cOOL JAPAN, Tomggg, Pa's Lam System, Nyolfen, Saitone, mus.hiba

チケット:
オンラインにて生中継 http://karaoke.redbullmusicacademy.com/

 

 

West Beat Sounds 

 

West Beat Soundsルームに出演するSeiho、tofubeats、∠yuLLiPPeの3人に共通する点は、全員関西を拠点に活躍するプロデューサーであること。神戸で活動するtofubeatsは、 今年7月にイギリスのラジオ局BBCの『BBC Radio1Xtra Diplo and Friends』に日本人として初めてミックスがオンエアされ、10月2日にメジャー・デビューアルバムをリリースしたばかりでもある、現在非常に勢いに乗っているプロデューサー。クラブ・サウンドからポップまで幅広く手がけ、人気を集めている。大阪のSeihoはSónar Sound Tokyoに2年連続で出演し、セクシーなエレクトロニック・サウンドで着実にファンを増やしているアーティスト。自身が主宰するDay Tripper Recordsよりアルバムをリリースしてきたほか、今年はブルックリンのトラックメイカーObey CityとのスプリットEPをリリースしている。∠yuLLiPPeはモデルもこなすプロデューサー/シンガーであり、テクノ、ダブ、ニューウェーヴ、といったサウンドに自身のヴォーカルを混ぜたトラックで評価を集めている。


関西で活動することについて、tofubeatsはこう語る。「関西は良くも悪くも、メインのシーンである東京と距離があるので好き勝手にやりやすいですね」。22日の「Lost In Karaoke」でのセットについては、「2人と共にエキサイティングなセットになるように心がけます。あと配信用なんで、ヘッドホンで聞いて良い感じになるようにします」と答えた。そして、日本のシーンの面白さを、tofubeatsはこう表す。「J-POPという言葉があるように、日本独特のものや日本語で歌うからこそ生まれる制約が逆に面白さを生んでいたりする部分があると思います。あとは世界の地方なので、さっきの発言のように好き勝手できているのもいいですね。」

 

 

Sake Pop

 

Sake Popとは、日本酒と邦楽を嗜むために、恵比寿LIQUIDROOM 2階のTime Out Cafe & DinerとKATAにて季節ごとに開かれる宴。日本酒を世界に広めるべく活動する非営利団体、「酒まる」が主催する同イベントでは、各地の酒蔵より集まった、20種以上の日本酒を飲み比べすることができるのが特徴。そして音楽を担当するのは、普段ハウス、テクノ、ヒップホップ、ロックなどをかけている様々なDJ達だが、このパーティーでは和製ポップス、ソフトロック、ムード歌謡など国産の音オンリーをプレイする。今回、「Lost In Karaoke」のSake Popルームでプレイをするのは、7月の「Sake Pop 4」に出演したMOODMAN、吉沢Dynamite.jp、秘密博士の3人。日本酒に合う和物中心のセットを披露してくれるはずだ。

 

MOODMANは80年代末に活動を開始したベテランDJであり、高橋透、宇川直宏とタッグを組んだ「GODFATHER」を始め、「HOUSE OF LIQUID」、「SLOWMOTION」といった人気パーティーのレジデントを務めてきたほか、TAICOCLUB、Freedommune、Raw Lifeなど、多数の屋外フェスの出演経験もある。「僕は普段はHouseやTechnoを中心にDJをしていますが、Sake Popでは、日本酒に合う新旧の日本のポップスのみをプレイしています」と、MOODMANが語る。「いち日本酒好きとして、毎回、大切にしているイベントです。日本のポップスの面白さと、日本酒のおいしさが伝わると嬉しいです!」

 

一緒にプレイする2人に関して、MOODMANはこう語る「秘密博士さんとはずいぶん前に知り合いました。90年代だと思います。ムード歌謡のコレクターとして知られる方で、自らマイクを持って唄います。吉沢さんはもちろん以前から知っていたのですが、お会いしたのはSake Popがはじめてです。古い歌謡曲をつぎつぎとカットアップしていくスタイルです。どちらも、独自の視点で日本のポップスを深堀している方です。」

 

「日本のクラブシーン、音楽シーンは、とても細分化されている」とMOODMANは言う。「とにかくマニアック。あと、アンダーグラウンドが深い。そのほとんどは、海外には紹介されていないのではないかと思います。」

 

 

Onion Records

 

Onion Recordsは、レゲエやスカ、ジャズ、ブルースなどの作品をリリースするレーベル。同レーベルを「腐りかけていたミュージシャンと腐りかけていたDJが集まり、己は腐りかけではない、ということを証明するために活動するレーベル」と説明する主宰者、岡崎英樹は、若い頃に憧れていたJames BrownやSly & The Family Stoneといった偉大なアーティストに追いつけないという敗北感を抱いていたときに出会った、1枚のレコードが設立のきっかけであったと言う。「Lee Sykes and the Highlandersの“Lock-Jaw”という7インチをレコード屋のおやじさんに薦められて、聴いた瞬間、腐りかけていた自分に光をもたらしてくれました。無名で演奏も下手、荒削りの奴らでもこんなすごい奴がいるんじゃないか!三流以下の自分でも絶対何かできると確信を得ました。」

 

今回カラオケ館 新宿店のOnion Recordsルームに登場するKitazawa Floor Serviceは、岡崎英樹と彼の音楽仲間、村上裕司のユニットであり、彼らが高校時代に愛聴していた1930〜1950年代のブルース、ロカビリー、ジャズ、アイリッシュ音楽をSP盤でDJし、合間に演奏も重ねていく。Onion Recordsより2008年7月にオープンリール1発録りで制作した1stシングル「SKA LA HUMANGAS」でデビューしたGentle Iは、岡崎英樹も所属する6人編成のバンドであり、ジャマイカのルーツ・レゲエを軸に、カリプソ、スカ、ジャズ、ラテン、アフロといったサウンドを追究している。 「Lost In Karaoke」への出演に関して、岡崎英樹はこう感じる。「無名の私たちに出演依頼をして頂いた方たちに深く感謝します。腐りかけている方に観て頂けたら幸いです。腐りかけてからが、己の生きる道の始まり。」
https://soundcloud.com/onionrecords-gentlei

 

 

Battle Train Tokyo

  

Battle Train Tokyoとは、2013年に開始した日本初のフットワーク・バトルトーナメントであり、カラオケ館新宿店のBattle Train Tokyoルームに出演するのは、同イベントに関わりのある、Kent Alexander、DJ April、Fruity、Yuki a.k.a. 3Dという、日本のジューク/フットワーク・シーンの最先端にいる4人のDJ/プロデューサーである。

 

BPM160前後のダンスミュージックであり、そのトラックに合わせてアグレッシブに踊る足技中心のダンススタイルの名前でもある「フットワーク」。起源はシカゴだが、日本で活躍するいくつかのクルー/レーベルの動きによって、日本でも独自のシーンが根付きつつある。Battle Train Tokyoの主宰者、Kent Alexander は横浜拠点のフットワーク・レーベル、Бh○§†を運営し、同地のアーバン&メロウ集団Pan Pacific Playaや、シカゴのレジェンドTraxmanとコラボEP「Far East」を出したプロデューサー・トリオ、Paisley Parksのメンバーでもある。日本で最初にジューク作品をリリースしたレーベルBooty Tuneの広報/A&Rを担当するDJ Aprilは、シカゴ・ハウスをルーツに、アシッド、ゲットー・ハウス、ジューク/フットワークなど、ラフ&ロウなサウンドを追いかけているDJ。Yuki a.k.a. 3Dも同じくBooty Tune所属する若手DJだ。そしてFruityはジューク/フットワーク・レーベルShinkaronのオーナーであり、DJ DiamondのFlight Muzikクルーへの加入で、日本人として初めてジュークの本場シカゴのクルーに所属するDJになった。

 

最近UKのメディアVICEにて、日本のフットワークのシーンを掘り下げた記事が公開されており、記事内でKent AlexanderとDJ Aprilの2人が日本のシーンについて語っていた。「このシーンには、上下関係は無いんです。皆平等です」と、Kent Alexanderは語っている。「シーンの人々にとって、フットワークはストレスの解消法です。日常からの逃避であり、自由な自己表現の場でもあるんです。」

http://bootytune.com/
http://ghost045.bandcamp.com/
http://shinkaron.tokyo/

 

Maltine X Bunkai-Kei

 

 

Maltine X Bunkai-Keiルームは、日本のオンライン・ミュージック・コミュニティを代表する2大ネットレーベル、Maltine RecordsとBunkai-Kei Recordsのコラボルームとなり、それぞれのレーベルから気鋭プロデューサー達が登場し、ライブを披露する。

 

Maltine Records は 当時高校生であったTomad と Syem によって2005年に設立されたネット・レーベルであり、ポップ・ミュージックとダンス・ミュージックを基盤にした楽曲を発表している。様々なアーティストや楽曲が雑多に集まっており、TofubeatsやOkadada、Fazerockなど人気プロデューサーの作品も多数リリースしている。Maltineからはポップ・デュオMikeneko Homeles、実験的なポップ・プロデューサーcOOL JAPAN、シンセポップ・アーティストTomggg、そしてうねるベースを響かせる3人組Pa's Lam Systemが登場する。

 

Go-qualiaとYakoが2010年に設立したBunkai-Kei Recordsは、エレクトロニカ / IDM / アンビエント作品を中心にリリースしているレーベル。作品を単一のメディアではなくコミュニケーションの産物だと捉え、創る人、届ける人、そしてそれを受け取る人、これら全ての人が存在して初めて「作品」として成り立つと考えており、アーティスト同士のコミュニケーションによる産物を常に発信できる場所として運営している。同レーベルからはハード・テクノ、テック・ハウス、ディープ・ミニマルといったサウンドを創出するNyolfen、チップチューン・アーティストSaitone、そしてドリーミーな世界観を描くmus.hibaが参戦する。

 

http://maltinerecords.cs8.biz/

http://bunkai-kei.com/ 

 

Red Bull Music Academy Tokyo 2014関連イベントの全スケジュールとチケットの入手方法については http://www.redbullmusicacademy.jp/jp/events をご覧下さい。